■チラシやホームページは見た目の印象が9割

今回は「チラシやホームページは見た目の印象が9割」というお話からご紹介します。

全然関係のない話と思われるかもしれませんが恥ずかしながら私は過去に警察に職務質問された事が2回あります。それは2回とも自転車に乗っていた時の事でした。

私は自分で言うのも何ですが自分自信で善良な市民であるという自負がありましたので
警察に職務質問された時はさすがにイラッとしたものです。

しかしながら改めてよく考えると平日の中途半端な時間帯にTシャツとGパンでちょろちょろしていたので警察には怪しい男に見えたのかもしれません。

ちなみに私はデザイナーなので、昔は仕事着がTシャツとGパンであることがほとんどでした。… ここで話が終わるとただの愚痴でしかありませんよね。

私はその後何故このような出来事が起こったのかを改めて考える機会がありました。

そしてある事に気づきました。

「私がもしビジネススーツを着て自転車に乗っていたら警察に職務質問などされていなかっただろう」と。

実はこれってホームページやチラシにも同じ事が言えるんです。

TシャツとGパンを着たようなチラシやホームページの場合(デザインがカジュアルな場合)はそこに掲載されている情報も日常会話、お得な情報、芸能情報などカジュアルな情報が発信されているだろうと一般の人は見てしまう訳です。

逆にビジネススーツを着たようなチラシやホームページの場合(デザインがビジネス使用の場合)はそこに掲載されている情報もビジネス情報だと単純に思ってしまいます。

つまりデザインによって情報の信頼性が変わってきてしまうという事です。

果たして、あなたやあなたの会社のチラシやホームページは一般の方から信頼されるようなデザインになっているでしょうか?

改めてそのような視点で自分自信が扱う広告媒体のデザインを見なおしてみると新しい発見があるかもしれませんよ。

■商品や企業イメージとデザインテイストを統一することの重要性

その人のファッションや身に着けているものを見れば、ある程度その人の人となりが分かりますよね。

それと同じように広告を見れば、パッと見だけでその商品や企業のイメージが伝わってきます。これは広告の作りてが、それぞれ熟考した広告戦略で広告を作成した結果です。

広告のデザインもそれと同じで、商品や企業のイメージと広告デザインのテイストを統一することは重要です。

また、そうすることで広告の効果が高くなることが分かっています。

例えば「天然素材を売りにしたパン」の広告では、素朴で色を抑えた茶色や淡い色を使用し、デザインも優しい印象になるように工夫されています。

また、逆に激安を売りにした商品やお店の広告では、赤や黄色などの原色やビビットな色を使用し、できる限り消費者に突き刺さるデザインテイストになっています。

また、このホームページの他のページでもご紹介していますが、広告効果が高いと言われている有名人を起用した広告デザインだとしても、商品と有名人のキャラクターが一致していなかったり、消費者に広告への起用理由が謎だと思われてしまうと、逆に広告効果が悪くなることも分かっています。