はじめに(なぜ検証したか)
ホームページを作成する上で、一番面倒で手間がかかるのが文章作成です。その文章作成が自動でできるのであれば、これほど楽なことはないでしょう。
ですが「流行りのチャットGPTを使用すれば、今よりも効率よくホームページの作成ができるのでは?」と考えてホームページを作成したのですが…
そのホームページの個別ページがいつまでたってもGoogleに認識(インデックス)されません。その後色々とGoogleのインデックス対策をしましたが、結局今でもインデックスされていません。
チャットGPTを使って記事作成を効率化したとはいえ、ホームページ立ち上げから記事作成まで、一か月程時間を使いました。
またGoogleのインデックス対策についても色々と調べて対策をしたので、結局二か月ぐらいの私の作業が全て無駄になったのでした。
チャットGPTで効率よくホームページを作る予定が、逆にその時間が全て無駄になるという悲しい結果になりましたが、この経験が誰かの役に立てば良いと考えています。
ということで検証の過程と、その結果をご紹介しています。
インデックスとは
ちなみにホームページのインデックスとは、例えばGoogleの検索からの集客をメインに考えている場合には、当然のことながらGoogleから評価されるホームページを作らなければなりません。
このようなGoogleからの評価を気にする前に、Googleの検索エンジンにホームページを認識してもらわないといけません。
このGoogleからホームページや、そのページを認識してもらいGoogleの検索結果に表示してもらうことをインデックスといいます。
「Googleにインデックス」されることにより、初めてGoogleの検索結果から集客することが可能になります。
つまりGoogleの検索順位をどうこう言う以前に「Googleにインデックス」されなければ、ホームページのGoogle対策のスタート地点にも立てないということになるのです。
チャットGPTを使用したホームページの問題点
早速結論から言いますとチャットGPTで作成したホームページの記事はGoogleから低い評価を受けることが分かりました。
具体的にはGPTで作成した記事はGoogleにインデックス登録されることはありません。つまりGoogleからの集客は難しいということになります。
Googleにインデックスされない詳細
私の場合ワードプレスでホームページを作成することが多いので、Googleのインデックス対策としてPNG送信を使用していました。(スパムにならないようにプラグインWordPressPing Optimizerを使用)
ちなみに最近ではGoogleのインデックスが渋くなっているように感じています。5年程前であれば、記事を追加して2、3日で、インデックス対策をしなくてもインデックスされていましたが、現在ではいつまでたってもインデックスされない印象があります。
【追伸(2023年10月31日)】
このホームページでも新規記事のインデックス状況を検証しました。先日オリジナル記事を投稿したページをGoogleサーチコンソール登録したところ、2~3日程度でインデックスされました。
ちなみに5年程前には既存のホームページに記事投稿するだけ(Googleサーチコンソール未登録)でも3日~1週間程でインデックス登録されていました。
補足ですが、私の運営するGoogleの評価の高いサイトと、そうでないサイトにチャットGPTの記事を追加しましたが、評価の高いサイトの記事はインデックスされていました。つまりGoogleの評価の高いサイトではチャットGPTの記事もインデックスされる可能性はあるようです。
ですが、Googleからの評価の高いサイトにチャットGPTの記事を使用することによって、そのサイトのGoogleからの評価が下がる可能性もあるので、チャットGPTの記事を使用するのは避けた方が良いかもしれません。
私が実際にしたインデックス対策
・ワードプレスでのPNG送信
・Googleサーチコンソールへの個別ページのURL登録
(時期を見計らってサイトマップ作成や、Googleサーチコンソールへのサイトマップ登録もする予定)
結果
私がチャットGPTを使用して10ページ程のホームページを作成した限りでは、ホームページの個別ページがインデックスされませんでした。
つまり、チャットGPTでのホームページの記事作成はGoogleの面では全く使えないということになりそうです。
詳細な結果
・チャットGPTにて記事を12記事作成
⇒インデックスされたページ数2記事
・その後、完全オリジナルな記事を追加で1記事作成
⇒インデックスされず
【補足】
チャットGPTで文章を作成した個別ページに関しては、ほとんどGoogleにインデックスされることはありませんでした。
ですが、カテゴリーページはインデックスされているので、やはりチャットGPTで作成された記事(文章)に問題があると考えるしかないと思います。
チャットGPTにて作成した記事が、ほとんどインデックスされないというのは納得がいきますが、その後に追加した完全オリジナルの記事もインデックスされませんでした。
これは「チャットGPTにて作成した記事が大半を占めるホームページ」のGoogle評価が下がっているという可能性があるのかもしれません。
結論
チャットGPTを使用してホームページを作成することは、Googleに嫌われる傾向にあるようです。つまりGoogleからの集客を目的としたホームページ作成には向いていないと言えるでしょう。
私の検証した環境
ホームページとGoogleの検索順位や評価に関しては、ホームページを作る環境によって大きく異なってきます。
その為、私がチャットGPTでホームページを作成した環境も記しておきたいと思います。私のホームページ作成の環境と近しい人にとっては参考になると思います。また、違う環境の場合でも、似通った部分の環境であれば、その部分については比較対象になると思います。
チャットGPTでホームページを作成した環境です。
・時期2023年8月~10月に頃にサイト制作をし検証
・サーバ:コアサーバミニ
・ワードプレスで作成(テーマ:有料テーマ「権威」を使用)
・ドメインは独自ドメイン(5年以上自身で運用している中古ドメイン、インデックス状況は正常)
・ドメインはhttps化済
・使用した中古ドメインは50ページ程あったページを一端サラにしてから、チャットGPTの記事を使用して検証
・ホームページのジャンルや、前サイトのジャンルとは違う内容に変更
・チャットGPTで作成した12記事を投稿